2026年2月、突然の国会冒頭解散で選挙になった。
国民はわけのわからないモノに押し流されるように投票日をむかえたが、今後、期待したとおりにいくのか。
自分の一票をムダにしないためには、どうしたらいいだろう?
【1%の革命】のあらすじ
「チーム未来」の代表で参議院議員、AIエンジニアで起業家、SF小説家、東京都のデジタル化を推進するアドバイザーの安野貴博氏。
これは東京都知事選のときに得た知見と「テクノロジーで誰も取り残さない東京をつくる」というビジョンを、たった一度の選挙で捨て去られるのは惜しいと考えて書いた本である。
はじめに 有権者1%の支持から、未来の大変化へ
東京都の有権者のうちの1%、15万票余りを得票できた。
日本における公職選挙で必要とされる3つの要素「ジバン(地盤)、カンバン(看板)、カバン(鞄)」をなにも持たずに得票できたことを考える。
第1章 東京から日本をリブートする
シルバーデモクラシーとは、30代以下が全員投票に行っても、高齢者が今の投票率を維持する限りは、絶対に多数派にはなれないこと。
でも本当に必要なのは「選挙で多数票を取れなくても、若者や少数派の意見も反映できる民主主義の仕組み」ではないか。
「適切に設計されたテクノロジーは民主主義の助けになる」という考えのもと、解決策となるような「東京モデル」を示すことで日本全体をリブートしていける。
さとうリブートって、再起動ってことよ
第2章 令和の"シン"所得倍増計画
日本人の賃金はここ30年ほとんど上がってない。
それは古いビジネスモデルを温存し、高い付加価値を生むビジネスモデルの模索や技術的なイノベーションを生むチャレンジに注力してこなかったツケである。
「高所得者の豊かさが低所得者層にも波及する」という経済トリクルダウン理論に限界が指摘されている今、AIを起爆剤として活路を見出すべき。
世界中の技術者・研究者が住みたいと思う都市に東京を整備することが必要なのではないか。
第3章 世界一の子育て・教育環境を
出生率0.99という課題には
- 「1人目の子どもをもつ」ハードルを下げる
- 「2人以上の子どもをもつ」ハードルを下げる
テクノロジーの応用で
- 結婚時の年齢や住宅の問題を解決へ向ける
- 保育は量から質へと高める
- 学童保育における学びの多様性と選択肢を考える
このようにテクノロジーで「社会の側の障害」をなくせば、じつは健常者にとっても住みやすい街づくりに直結する。
また福祉におけるテクノロジーの活用で「助ける人を助ける」仕組みを整えれば、助けを必要とする人を支えることができる。
第4章 安心を実感できる医療・防災モデル
日本の医師の過酷な労働環境は、医療のDX化で改善できる。



DXってデジタルトランスフォーメーション



デジタル技術を活用して企業のビジネスや社会全体に変革をもたらす取り組みのこと
またオンライン診療×AIで医療体制を補完できる。
パンデミックや災害時の避難所運営などにDX化を取り入れることでコストも下がる。



IT化は「業務効率化・自動化(手段)」、DXは「ビジネスや組織の変革(仕組みを変える)」を意味するので、似てるけどちがうね
第5章 行政を〈見える化〉し、利便性を高める
都庁内に蔓延する”忖度カルチャー”を打破するために
- 評価基準の見える化「360°評価」の導入
- 複数の部局が協働する横串のチームを柔軟につくるべき
- 人材流出を止める工夫を
- 情報公開に対する行政側のマインドセットを変える
行政手続きをもっと簡単にするには、トップにデジタルリーダーシップが求められる。
第6章 デジタル民主主義で社会をアップデートする
デジタル民主主義は言わば「高速の民意反映」
かつてコロナウイルスの流行でさまざまなことに苦慮したとき、徹底的な情報公開でコロナウイルスの封じ込めに成功したのは台湾だった。
そしてそれは当時デジタル担当閣僚だったオードリー・タン氏による、デジタル民主主義を実装した多元的な政治を目指したおかげだった。
デジタル社会にはSNSやAIの負の側面も露わになる。
今の国民と政治の関係もポジティブとは言えない。
でも小さなことからひとつずつ市民と協働していくことで、デジタル民主主義は成功していくだろう。
終章 1%の革命で「誰も取り残さない」未来へ
現行の代議制民主主義では、市民が選択できることが少なすぎる。
政治の意思決定にあるさまざまな問題を改善するには、AIを使って多人数での熟議を可能にするのがよい。
そしてまずは、代議制民主主義(間接民主主義)の100%意思決定に1%の直接民主主義を導入する。
これによって若者に「政治的自己効力感」を生み出し、豊かな世界がめざせる。
おわりに
選挙戦では「ジバン(地盤)、カンバン(看板)、カバン(鞄)」を持たない自分にとって、ボランティアの方々がすべてだった。
あらためて感謝する。
政治は生活に直結する
たとえば消費税。
たとえば米不足の際の備蓄米放出。
たとえば高校の授業料無償化。
良くも悪くも、日々の生活に政治の影響は大きくかぶる。
興味のあることやニュースで大きく取り上げる話題は、なんとなく知っている。
でも「いま」興味ないことやニュースにならない小さなことは、知らないよね?
じつは知らないことの方がものすごく多い。
そして知らないあいだに、代議士たちが勝手にいろいろなことを決めている。



それがいまの日本の政治よ



ちなみに代議士というのは選挙で選ばれて「国民を代表して議する」人のこと。一般的には衆議院議員をさします
国民を代表して、ということは国民全員で論議するのはむつかしいから国民の代わりに論議してねって選ばれた人、っていうことだよね。
国会議員って国民の代わりに国民の意見を論議するはずの人たちなのだが、国民の意見をきちんと受けとめて仕事しているだろうか?
……っていうところがあいまいだから、わたしたちは選挙のたびに悩む。
誰だったら、わたしたちの意見をすぐにでもカタチにしてくれるんだろうってね。
いいですか?
政治は生活に直結するんです。
だから「めんどくさい」「わからない」って放っておくと、数年後に自分が困ることになる。
たとえば。
人間には欲があって、それをきちんとコントロールできる人は少ない。
いま、政治の世界では「スパイ防止法」について話し合いがもたれている。
先進国でそういう法律をもたないのは日本くらい。
だから国防の意味でもあった方がいい。



でも、年寄りはちょっと心配
なぜなら、最初はいいものをつくろうと考えてつくってみても、運用するあいだに恣意的な使いかたにかたよっていく例をちょいちょい見てきたから。



恣意的(しいてき)って論理的必然性がなく、勝手気ままに、という意味よ
そうならないで国益につながるように運用させるには、国民が厳しく監視しておく必要がある。
国民が、国民の代表を、きちんと法に基づいて正しい仕事をしているのか、を監視するのよ。
だから普段から、かたい話題でもめんどくさがらずニュースを見て、できれば新聞を読もう。
ネットニュースも悪くはないけど、ネット情報には良いも悪いもごちゃ混ぜだって知ってるよね?



あなたはまやかしを信じないようにしてね
スパイ防止法ができて、誤った運用をされたら、あなたが疑われることにもなりかねない。
このように、政治は生活に直結するのよ。
さとうがこの本を読んだ理由
さとうは新しいものを頭ごなしに否定はしない。



頭ごなしって「人の言うことも聞かずに最初からがみがみ言ったり、おさえつけたりすること」
すぐに否定からはいる人を信用もしない。



だってよく知らないのに否定するって、ただの感情じゃん



感情は悪くない。ただ、事実や実際をたしかめない人なんだなって思うだけ
都知事選のときに「AIエンジニア」を自称する人が立候補したニュースを見て、なにを訴えたいのだろうと思った。
56人ほど立候補して得票率で1%を超えたのは9人。安野氏は上から5番目、確定得票数の得票率は2.27%だった。
くわしくは東京都知事選挙2024などのサイトを見てください(公式サイトならどこでもいいよ)
ちょっと驚くよね。東京の人々は安野氏の主張に耳を傾けたんだ、と考えた。
そしたら本屋でこの本を見つけた。
よく知るには読むしかないじゃないか。



……なーんちゃって、ただ読みたかっただけー
いまの若い人には政治に対して無力感を持つ人がけっこういる。
「一票なんてチカラにならない」「選挙なんて行ってもムダ」ってね。
でも日本はとりあえず、言論の自由が保障されている国だ。政治的になにを発言しても逮捕される可能性は驚くほどすくない。



それはとても恵まれていることなんだよ
先に紹介したサイトを見てもわかる。好き勝手にいろんな党を立ち上げて立候補することができる。
だから私たちは、気の合うもの同士で「こうだったら良いのに」を話しあい、選挙に行くといいのよ。
すぐに一気に変革できなくても、同じように考えている人たちが集まれば変化は起こせる。



若い人の意見をどうやって通していくかについて、考えさせられるわ
そういうことを理論的に説明している本だった。
政治は生活に直結している。
みんな、考えることはエネルギーを使うけど、何年後かに生活がよくなるためにはめんどくさがらないで考えて。
きちんと考えることで、一票はムダにはならない。



くれぐれも、投票を推し活にしないでね



芸能人見たー、みたいに有名人見たーってうちわ振ったり写真撮ったりしているうちに、困ったことが進んじゃうからねー













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