【男も女もみんなフェミニストでなきゃ】フェミ嫌いは世界的

男女平等やフェミニズムという言葉が出たとたん、感情的になる人がいるけど、あれはなんなのだろうね。

ちょっと笑っちゃうんだけど。

スギ花粉アレルギーみたいな病気なの?

チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ(著)
目次

【男も女もみんなフェミニストでなきゃ】のあらすじ

この本は2017年発行の「男も女もみんなフェミニストでなきゃ」と2019年発行の「イジェアウェレへ フェミニスト宣言、15の提案」をまとめて一冊の文庫にしたもの。

男も女もみんなフェミニストでなきゃ

著者であるチママンダの、人生での実体験から考える。

フェミニストへの確信を説明している。

イジェアウェレへ フェミニスト宣言、15の提案

著者チママンダが、娘が生まれた幼なじみのイジェアウェレに「フェミニストに育てるためにはどうしたらいいか教えて」と言われて書いた手紙、というかたちをとっている。

15の提案について、ひとつひとつ、生きていくうえでの具体的な例をあげて説明している。

フェミニズムを正しく知ろう

とりあえず誰でも見られるGoogleのAIによる概要では

フェミニズム(Feminism)は、性差別(主に女性に対する抑圧や不平等)を解消し、政治・経済・社会・個人的な面で、性別にとらわれずすべての人が平等な権利を持つ社会を目指す思想や運動です。女性の権利向上(女性解放運動)から始まり、現在は全ての性別のジェンダー平等や多様性、構造的な不平等是正を目的としています

となっている。

さとう

わかりにくい

さとう

そして「女性の権利向上」とか書かれているから誤解を生むし、感情的に反論したがるヤカラが湧いてでる

フェミニズムというのは「みんなで多様性、構造的な不平等是正を目的としようね」という考え方。

ただそれだけ。

ではなんで「性差別(主に女性に対する抑圧や不平等)を解消し」「女性の権利向上」について語ることになっているのか。

さとう

こういうテーマに無条件で反発する人っているよね?

「女ばっかり優遇されそうじゃん!」

「女ばっかりズルイじゃん!」

……って騒いでいるヤカラがいるからねー。

そもそもなんで「性差別(主に女性に対する抑圧や不平等)を解消し」と書かれているか。

そりゃー、ちょっと考えたらわかるよね。

さとう

わかりすぎるわ

世界中、どこへ行っても何をしても、男のほうが優遇されている現実をみんな見て知っているから。

だからわざわざ「性差別(主に女性に対する抑圧や不平等)を解消し」「女性の権利向上」って書かれちゃうんだよ。

こういう世界になってしまったのは、今生きているすべての男が悪いわけではない。

でも、こういう社会にあぐらをかいて、優遇されることに自覚のない男がいけなかったんだ。

男という性であるだけで「試験で点数が足りなくてもゲタを履かせてもらえた、合格できた」とか「同じ内容の仕事をしても男のほうが給料が上」とか「男しか入れない活動・クラブだから女はダメ」とか、令和にもなって変だろ?

特に男だけでは組織が維持できなくなると「女も入会を認めてあげる」とか言い出す。

さとう

笑っちゃうよね、なんで上から目線の発言なんだ?

フェミニズムとは、全ての性が平等な権利を持つべきだという理由から女性の権利を主張する行為である。

英オックスフォード辞書で定義されている。

フェミニズムがなんであるかを「冷静に」「論理的に」説明しないでフェミフェミ騒ぐのは、勉強のできない人間だとみずから言ってるようなものだから。

さとう

正確に理解しよう

フェミニズム嫌いは、差別に自覚のうすい(なかんずく女性差別に鈍感な)人間の罹っている病気だ

世界中にある「自覚のうすい」差別

この本を読むと、いまの日本と驚くほど似ている点があるとわかる。

著者であるチママンダが子どものころから「おかしい」「変だ」と感じていたナイジェリアでの差別の話が書かれているのに、いまの日本女性がぶち当たっている問題とほぼいっしょなのよ。

お金の問題でオレは差別されているとか、学歴の話でオレは差別されているだとか。

そういうことで「男だけどオレも差別されている側だぞ」と言いだすヤカラはいっぱいいるけど、ちがうんだね。

女性差別の問題は、ただ女に生まれただけで発生している害悪なんだ。

なぜ女は家事をしなくちゃいけないの?

なぜ男は自律的に子育てをしないの?

なんで男は結婚のときに姓を変えたがらないの?

なんで男子は家事の手伝いを強制されないの?

なんで男は性加害者の男を非難せずに被害者の女性を叩くの?

掘り下げていくと「男である」だけで優遇されている点がどんどん出てくる。

お金だとか学歴は、個人の努力でどうにかできる事柄じゃん。

でも「男の子だから」「女の子なんだから」と理由にならない理由で制限されたり扱いがちがったりすることは、世の中にたくさんある。

そしてそれを指摘すると「うわー、オレもやらされたらヤダなー」「うわー、そんなめんどくさいことしたくねぇー」とか内心で考えるから、感情的になったとしても全力で反論してくる。

ちがうんだよね。

やりたくないならやらなくてもいいよ。

そのかわり、女性にもやらせないで。

自分に不利益がかかっても自分がやらなかったせいだと正しく受け入れて。

子どもに関することは男にも50%の責任があるから、なにかあったら逃げずに責任をとって。

責任を取らないヤツは法的に罰せられるから。

「ラクさせてもらっている」「じつは恵まれていた」

そういう現実に自覚のうすい人間は、やがて歳をとったころに困る。

そうなってから気がついても誰も助けてくれないからね。

あなたが差別的な言動の人間だって知られちゃっているから。

さとう

逆にいえば今気がついて行動を変えればいいんじゃない?

さとうがこの本を読んだ理由

そりゃ年寄りのさとうがここまで生きてくるあいだに、理不尽なできごとや発言にさんざんイヤな思いをさせられてきたからだよっ。

そしてちまたに「フェミ」と言っただけで激烈な態度をとるヤカラや「反フェミ」という訳のわからない立場の人がうろうろしているからだよっ。

わかりにくいことはちゃんと勉強してから発言しなきゃいけない。

なのに、そうとは思えない人がたくさん溢れている状況を見ているから、イヤになってしまう。

そもそもキライな意見だからってきちんと聞かないでワアワアいうのは、大人ではないし一人前の人間でもない。

だからね、フェミめんどい、フェミきらいでも、一度はこの本を読んで「ちゃんと勉強したけど?」って言えるようにしておいた方がいいと思うよ。

チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ(著)

追記:ほかの記事でもフェミニズムは語ってた

それは【ツインスター・サイクロン・ランナウェイ3】意志あるところに未来ありだ。

この本も女2人の問題を扱っている。

そしてこのシリーズは、ナチュラルにじじいが意地悪をしている。

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この記事を書いた人

昭和生まれ。なのでリアルな顔写真はご勘弁を。
オタクという言葉がなかったころからSFを読んでいます。
オタクのはしくれなので読んだ本を紹介します。

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