【火星に住むつもりです~二酸化炭素が地球を救う~】CO2と温暖化の問題は解決できるらしい

いまやハッキリと問題になっている、CO2排出と地球温暖化。

このまま放っておくと、いま生まれた子どもたちが大人になるころ、地球環境は大激変してしまって食料が大幅に不足するらしい。

いま大人な私たちも、高齢者になるころに食べたいものが食べられなくなる。

さあさあ、本を読んで考えて、行動にうつそう。

目次

【火星に住むつもりです~二酸化炭素が地球を救う~】の内容

子どものころの夢を追い、CO2問題にいどむ若い科学者の、現実と未来の話。

小学生が読んでも理解できる文章と、説明をたすけるかわいいイラストで書かれている。

Prologue

火星に住みたい著者がCO2研究と出会った原点は。

第1章 地球温暖化って言うけれど、地球って今、どれくらいピンチなの?

実はもうすぐタイムリミットをむかえる私たちの未来について、具体的に説明している。

第2章 地球を救うには二酸化炭素を吸収するしかない。ひやっしー、誕生!

「これまでに考えられた地球を救う方法あれこれ」の、紹介と説明。

そして「地球温暖化が解決しないもうひとつのからくり」を説明する。

第3章 誰もがボタンひとつで二酸化炭素を回収できる!ひやっしーのプロフィール

月額42000円のサブスクで、どこででもCO2を回収してくれるマシンがはたらく、という説明というか宣伝。

第4章 そらりん計画で、二酸化炭素が地球を救う!

  • 二酸化炭素を「マイナス」ではなく、有効活用で「プラスマイナスゼロ」に!
  • 二酸化炭素が燃料に化ける!100年間見つからなかった反応を発見!
  • 空からガソリンを作る「そらりん計画」
  • そらりん計画で陸、海、空、宇宙を制覇⁉︎

なんとこの章を読むと、すでにただの実験ではなくなって現実化に向かっていることがわかる。

第5章 「地球を守り、火星を拓く」鍵は今や手のひらの中に

この先の、CO2が塗り替える未来の風景について、楽しく想像する。

Epilogue

著者が、自分の人生を懸けての研究へのきっかけをくれた祖父へ、感謝を伝えていた。

CO2が増えるとどうして温暖化するのか、知ってる?

ところで、CO2が増えるとどうして温暖化につながるのか、理屈を知ってる?

さとう

さとうは理系に弱いので、知らなかったよ

この本によれば、CO2が溜まった地球は、主に太陽から送られる赤外線に「電子レンジでチン」されている状態。

だから温かくなっていっている、ということらしい。

さとう

レンチン!まさかって思ったけど、わかりやすい説明だわ

生きながらジワジワとゆでられる感じかよ、って思うと怖い。

著者は真剣にCO2問題に取り組んでいる

CO2を減らすためにはいくつか方法があるらしい。

でも、いわゆるオトナの事情でうまくいかない、と著者は説明する。

人間って、変な生き物だ。

地球上でしか生きられないのに、地球がオカシクなるぞーって科学者がいっても、ほかの理由や主張が優先される。

著者は、そもそも温暖化からCO2に興味をもったわけではない。

小4の時に読んだスティーブン・ホーキング博士の子ども向け冒険小説「宇宙への秘密の鍵」シリーズの中に載っていた火星の青い夕陽の写真をみて、興味をもったそう。

火星に行きたいが火星の空気の95%がCO2だから、CO2の勉強を始めたらしい。

さとう

おお〜。子どもの興味って、大事に育てるとすごい理論や発明につながるんだ

さとう

この本、夏休みの自由研究のためにも読んでみるといいよ

本の中で、「ひやっしー」という世界最小サイズのどこでもCO2回収マシーンを紹介している。

ちょっとお値段が高いサブスクだ。

けど、余裕のあるかたにはぜひ試してほしい。

いつか各家庭に1台、そして各地域にちょっと大型のひやっしーが設置されるようになれば、社会のしくみがガラリと変わることだろう。

さとうがこの本を読んだ理由

さとうは理系に弱い(もう何回もいってるが)

でも、地球上でエネルギー問題や温暖化問題が話し合われていることは知っている。

だから弱いなりに考えていることがあった。

それは世界規模で科学者のみなさんに

  1. CO2を資源として回収して、何かに有効に使う方法を考えてほしい
  2. 雷の電気的エネルギーをどうにかして蓄電して利用できる方法を考えてほしい

この2つだ。

本屋でいつもどおり棚を熱心に見てたら「えっ?」っていうような本が目に入った。

サブタイトルの「二酸化炭素が地球を救う」に、目がいった。

だって、CO2問題を解決する、じゃないのよ。地球を救うのよ。

読むしかないじゃない?

しかも「ひやっしー」を紹介してた。くわしく読みたかったの。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

昭和生まれ。なのでリアルな顔写真はご勘弁を。
オタクという言葉がなかったころからSFを読んでいます。
オタクのはしくれなので読んだ本を紹介します。

コメント

コメントする

目次