特異点はAIだけではない、かも

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アニメなどでよく聞く「技術的特異点」

でも、それをミドリムシと菌がやってたら「怖いな」って思うかな?

AIだけが進化するわけじゃないんだね。

特異点ってなんだろうね

特異点、はその名のとおり「特異な解の点」らしい。

理系が苦手だからよくわからん

さとう

さとう

よく聞くのは「人工知能(AI)」が進化して人類の知能を超える時が来る、という話。

それを『シンギュラリティ』(Singularity)と言い日本語では「技術的特異点」と翻訳される。

映画「ターミネーター」も、未来のどこかでAIが特異点を超えたから人間との戦争になってしまったわけで。

さとう

さとう

でもまあ、厳密にいえば「シンギュラリティ」は特異点、特異解をふくむ広い概念を指すらしいよ

つまりある基準を適用できない、あるいは一般的な手順では求まらない点であることを言うみたい。

だからフィクションではストーリーを作っていくときに、ちょっと便利に使える理屈だ。

アニメやマンガでちょいちょいセリフに使われるのも納得する。

「知らない」ことが不安を倍増しにするが、対処はできる

この本は、そうとハッキリとは書かれてないが、どこかで何らかの存在が「特異点を超えよう」としている(あるいはもう超えている)未来が現場になっている。

不安になる人間は、不安の元になるだろう要素を抑圧するなり排除するなり、自分のコントロール下に置こうとする。

不安とか怖いとかって感情・感覚・情動の分野の心の動きなんだね。

よく知らないことについて、人は心配に思ったり恐怖を感じたりする。

どうかするとパニックになる。

でも、対処する方法はある。

さとうは素人なので、病気の治療っぽいことはわかりません。それはメンタルヘルスのドクターに聞いてね。

さとう

さとう

それはこの本の主人公・ケンガセンが実行している。

調べて、考えて、行動すること。

不安というのは(Wikipediaによると)「心配に思ったり、恐怖を感じたりすること。または恐怖とも期待ともつかない、何か漠然として気味の悪い心的状態や、よくないことが起こるのではないかという感覚」を指す。

その大元は「よくわからない」という事実に左右されているのね。

さとう

さとう

実はさとうも不安について、プロフィールでちょろっと白状していた。

だって不安って、過去の事実に対して感じるものではないよね?

これから先のことについて感じちゃうものだよね。

だから「知らない」部分を減らすと、不安も減る。

もちろん、学術的・理論的に正しい知識を(情報、じゃないよ)調べて知るんだよ?

そして「見た」「聞いた」で止めないで「じゃあ何に気をつけたらいいかな」を考える。

行動までいったらすごいけど、せめて考えるところまではやりたい。

この本を読んでいると、登場人物たちはパニックを起こしたり冷静に考えて行動したり、実にいろいろある。

でもそれが普通だよね。

さとうがこの本を買った理由

本当のことを言うと、何でこれを買ったのか、もう覚えてない。

おそらく、裏表紙のあらすじというか紹介を読んで、これはおもしろそうと思ったんだろうね。

だってミドリムシが生態環境を支配している、んだよ?

地球はどうなっているのよ?

まとめ:本の紹介

25世紀の地球は海面上昇により大半が水に覆われ、わずかに残った地上で生活する人々と地球そのものを保護する機構がはたらく。

ウェイプスウィードという巨大な海中生物を調査するために派遣された研究者・ケンガセンは、思わぬ事故から現地の少女と知り合い、25世紀現在の地球の問題に少しずつ巻き込まれていく。

3章に分かれた短編が時系列に載っている。

ウェイプスウィード

3度目のウェイプスウィード・プロジェクトに参加したケンガセンは、大気圏突入に失敗したせいで沈没したシャトルから記録装置を回収しなければならない羽目になる。

いろいろとわからないところのある現地のネットワークや現在の地球環境。

知り合った現地の少女は巫女で、それなのに占いや信仰を「くだらない」と嫌う。

果たして祟り神信仰のようなウェイプスウィードの大旋回を乗りこえて、任務を達成できるのか。

沼樹海のウィー・グー・マー

低軌道で地上を観測するはずだった有人宇宙船が地球に墜落した。

関係ないはずの仕事でまた地球に降りたケンガセンは、落下した宇宙船に生存者がいることにより、揉めている救助隊と現地住民の間にたって事態を収拾しなければならなくなる。

ウィー・グー・マーとは何か。

ケンガセンの補佐としてよりそう現地の巫女・ヨルは、自分が知っている知識を使い、ケンガセンを助けていく。

ヨルの惑星

ケンガセンを助ける過程で何かがあったヨルは、コロニーの招聘を受けてミセリウト=エルグレナ共生体を取り込んでしまった身体を検査される。

地球上で研究を続けているケンガセンは、急遽地上に降りてくる事になったヨルを迎えにいき、そしてヨルの命が狙われているという大問題のなかに投げ込まれる。

なぜなのか。

どうすることがこの先の、世界のためになるのか。

ケンガセンは唯一味方のAIと、総力をつくしてヨルを守り立場を守る行動に出る。

さとうは年寄りなので、1回読んだくらいで「特異点」が関係するストーリーがうまく頭に入らなかった。

でも、2回読んだらよくわかって「なるほど〜」って感じになった。

「海洋SF」とか「ファーストコンタクトもの」とか紹介されているけど、そういうカタイ感じではないよ。

むしろファンタジックな粉がまぶしてあるようなイメージ。

2回目読んで、かえって楽しく感じた。

何によらず、思い込みと不安の放置はよくない。

ミドリムシや菌が進化することだってあるのさ、と考えとかないとね。

追記:ハヤカワが大盤振る舞い

いつまでかわかりませんが、hayakawabooks.comで海洋SF『ウェイプスウィード ヨルの惑星』の第1話「ウェイプスウィード」を全文公開しています。

これは読むしかない。

でもストーリーとしておもしろいのは第3話。

そして1→2→3と読まないと、おもしろさが伝わってきません。

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