デュマレスト・サーガの第2作。
1作目は主人公が到着したところからガースだったのに、今回は話の2/3ページほどがハイブという星でのできごと。
いつになったらフォルゴーンの話になるん?と思っていたら。
【夢見る惑星フォルゴーン】のあらすじ
カイルにいたデュマレストは、街の管理官に頼まれてデライ・カルダーという女性をハイブという星まで護送する。
ハイブは11個ある〈家〉と呼ばれる特権階級の協定で治められている星で、カルダー家はそのひとつだった。
〈家〉の後継やハイブの特産品、使い捨てにされがちな貧しい人々など、あいかわらずな問題の中でデュマレストはデライに愛を告白される。
カルダー家にはサイバーのレガーがいた。人間なのに脳を細工して理性のみしか感じとれない機械のようなアドバイザーだ。
レガーはデライを自分たちの組織に引き入れるためにさまざまに策を練る。
お金の問題もあって〈家長〉の要望を聞かざるを得ないカルダー家はフォルゴーンへ向かった。
そこでは〈家長〉のためのスペースを獲得するために命がけの競争に出場しなければならない。
当然デュマレストが出るものと思われていたが、ありえない手違いが起こり………
デュマレストの生きている世界を、ちょっぴり説明する
1作目の【嵐の惑星ガース】古き良きスペオペの、基本のキのときにスペオペの説明しかしてなかった。
じつは良いシリーズものは、世界観がしっかりしているのでどれを読んでも楽しい。
だから最低限の、シリーズの「お約束」を早めに知っておくとスムーズに楽しめる。
さとう1968年に書かれた話なのに、いま流行っているSFのネタの芽生えがあったわ
デュマレストの生きている時代
それはかなり先の未来。
宇宙中に人間の住む星系が広がっており、「地球(アース)」という言葉は星ではなくどこにでもある「土」「地面」という意味にしかならない状況だ。
でも地球生まれのデュマレストは「地球」という星が存在していることを知っていて、いつかそこへ戻りたいと考えていた。
シリーズに登場するサイクラン、サイバー
さて、このシリーズに不可欠になるものが2つある。
まずサイクラン。
かんたんに言うと宇宙全体に網羅されている、人間を使った情報収集システムのような組織。
そこに属しているのは人間だが、脳にホモコン素子を移植され理性のみが唯一の価値あるものとして生きる。
サイバーはそのひとりひとりのメンバー。
普通の人間がいだく感情的なものが理解できない。



人間の形をしたロボットね
1作目でもサイクラン、サイバーについて説明されていた。



サイバネティック複合体の中央知性体という統一的全体存在、だってさ



いまの小説ならサイバーパンクっぽい展開に必要な存在というところ
シリーズに登場する宇宙友愛教会
次に宇宙友愛教会。
これはそのまんま宗教団体だが、どうやらこちらも宇宙中に情報網を持っている。
宗教指導者たちの説教も「神の栄光のためにのみ、われは行かん」という目標に向かっているが、「人々を救う」ための資金調達はどうなっているのかがいまひとつわからない。
また実際には浄福灯というライトを照らし、教会にきた人々に催眠をかけて心の平安を与えてから許しの糧(食料)を与えている。
底辺生活を送っている人間にはたよれるものなのだろうが、まだよくわからない。



そもそもライトで催眠をかけるって、うさん臭くない?
さとうがこの本を読んだ理由
これは格安で手に入れたシリーズの中の1冊。
なので、読む。



おもしろいしね
21世紀的な疾走感はないけれど、いまのSFに通じる要素がちゃんと話に入っている。



がんばってデュマレスト・サーガを読むわ












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