デュマレスト・サーガの第1作。
21世紀のいま読むと「古き」SFだけど、スペースオペラの必要要素をそなえている「良き」作品だ。
シリーズの1作目はぜひ押さえておきたい。
【デュマレスト・サーガ1 嵐の惑星ガース】のあらすじ
安価な人工冬眠で星々を渡り歩いているデュマレストは、契約のときに説明された寄港地とはちがう惑星で蘇生されてしまった。
そこはガース。
天球の音楽が聞こえると宣伝されているが、デュマレストのような渡り者には旅費も稼げない袋小路の世界だった。
衛星の並列で嵐が起こるとき天球の音楽が聞こえるという現象のため、カンド女皇国の一行やエメンド公たちも、観光客たちとともにガースにやって来る。
カンド女皇の後継問題やエメンド公の思惑がうごめくなか、デュマレストもさまざまな策略にはちあわせる。
そして嵐が起きるとき、人々は予測もしなかった混乱に巻き込まれた。
嵐によって聞こえたものは、なんだったのか?
スペースオペラは楽しい
SFにくわしくない人は「スペオペ」と言われてもわかりにくいよね。
さとうなんでも省略すればいいってものでもないけど、
スペオペはスペースオペラの略です
どういうジャンルかというと
- サイエンス・フィクション (SF) のサブジャンルの一つで、主に(あるいは全体が)宇宙空間で繰り広げられる騎士道物語的な宇宙活劇のことで、しばしばメロドラマ的要素が入っている(Wikipediaより)
- スペースオペラは、サイエンス・フィクション (SF) のサブジャンルの一つで、主に、宇宙空間で繰り広げられる騎士道物語的な宇宙活劇のことで、しばしばメロドラマ的要素が入っている(Yahoo!知恵袋より)
というわけで、宇宙空間でドタバタと繰り広げられるけど定番の展開になる話のこと。



まるで宇宙で水戸黄門や暴れん坊将軍が活躍するような展開ね
(たとえが古すぎ)



説明も定番なのか、同じ文言や
むかしは「スペオペなんて活劇中心の、光線銃の撃ちあい・宇宙船の激闘・侵略する宇宙人みたいな『お決まりの話』だろ」とバカにする人も多かった。
ジャンルの歴史的経過や細かい説明はWikipediaにゆずるけど、きっちり楽しい作品はいまでも残っているし、ただマネしただけの無節操なくだらない作品は消えている。
1970年代ころからSF小説における科学的概念や社会学・心理学的要素がぐっとレベルアップしてきている。
映画でも「スターウォーズ」がはじまり、スペオペの考えかたも深く広くなってきた。
このごろは「ニュー・スペースオペラ」と呼ばれる、サイバーパンクと影響を与えあう進化した分野も現れている。
なんのかんのと言ったってスペオペは基本、楽しい。
深くえぐらないだけでSFのあらゆる要素がチラ見えするジャンルなの。
いろんなSF小説を読みたいけど初心者だからなにから読んだらいいのか迷う〜、というときは「古き良きスペオペ」から読むといい。
自分はどんなジャンルが好きなのか、ということも読んでいくうちにわかってきて楽しい。
さとうがこの本を読んだ理由
サーガはそろえるのが至難だ。



サーガっていうのは「英雄物語」「冒険譚」「大河小説」「(一族の)壮大な歴史物語」などを指します。元はアイスランド語で物語の意味
デュマレスト・サーガは原作が33巻、翻訳は31巻ある。
なにせ古いので(1作目が日本で初版されたのは1982年)いまの本屋の棚には並んでない。
古本屋でもなかなか見かけないので、ネットで買うしかない。
運がよければ何冊かは図書館にあるので、借りられることもある。
さとうはむかし、近所に例の古本チェーン店ができたときに、いまでは考えられないくらいの格安で中途半端なデュマレスト・サーガを手に入れた。
中途半端なので、シリーズを全部読むにはぜんぜん足りない。
つまりねぇ、31巻全部読もうとすると、すごく手間がかかるわけ。
あるいはお金がかかるわけ。



でもネットを駆使して、なんとかがんばる
1作目からなかなか含みのあるおもしろい話だったので、ほかのも読みたいって考えたの。














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