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もはや恒例の紹介
年一で必ず刊行される本を毎年紹介するのは、芸がない(もしくは能がない)ことだと思う。
でも、この本がなければSF小説は新しい読者にもはや読んでもらえなくなるのではないかと、素人おばさんはとても心配なんだね。
だからマンネリになろうとも、毎年必ず、紹介するんです。
今回の一押しは圧倒的、らしい
毎回、選ばれてランキングに入る本には圧倒的な魅力がある、らしい。「らしい」としか言えないのは、さとうは読むスピードがめさめさ遅いので、そして基本古い本ばかり読んでいるので、そして重ねて言うなら積読を解消するために頑張っているので、なかなか新しくて話題の本まで手が回らない。
でも、タイトルだけは知っている。
特に「三体」
このごろ急速に翻訳も進み、実力が紹介されてきた中国発のSF小説の中でも、めっちゃ評価が高かった。
量的にも質的にも、SF的世界観で進む異常なナニゴトかを、圧倒的な迫力で読者に「読ませていく」らしい。

さとう
的とか、らしいとか、読んでないのに紹介してごめんね
とにかく、今読んでいたら最新の流行にコメントできるのに、と思う本がたくさん紹介されているので、このガイドブックはSF小説を読んでみようかな、もしくは読んでいるぜの人には絶対にオススメ。
今年の企画はツウ好み
さとうが気になった今回の本の企画は、SF初心者よりはSFどっぷりのツウにウケる感じがしたね。
① SF界で活躍する93人が、2010年代に刊行された作品から選んだベスト30
② 人気大河シリーズの現在
の二つです。
特にね、②は良いね。
初心者がシリーズ物に触れるとき「えええ〜、こんなにあるの?読むのやめよっかな」と考えがちなんです。
でもそんな時に「これまでのあらすじはこうなんで、」と説明が読めたら、じゃあとりあえず好きな展開のところから手をつけてみようかな、と思える。
もちろん、熱狂的にシリーズを応援している人のサイトを見れば、もう愛が溢れていて、しかも何巻目がどんな展開、なんてのも推しはかれて、読む気になるよね〜。
SFにアレルギーのある人には「またぁ?」って嫌われちゃうかもだけど。
毎年紹介してるけど、内容はマンネリじゃないから
このガイドブックの楽しいところは、毎年紹介してる。
- 前年の「ベストSF」がわかる
- SF界で活躍する方々が「ベスト!」と思っているものが知れる
- サブジャンル別の「ベスト10」がわかる
- SF出版各社の今年の推しとか方針がわかる
- 選ばれたSF作家の方々の活動予定や近況が知れる
これらは目次として必須だからさ。
でも内容は、当然ながら毎年違うし、だからいろいろ調べたい人には便利です。
まとめ:本の紹介
今年も2月初めには出ましたね。
さとうとしては、どれだけ読みたい本が溜まっていくかをマザマザと自覚させられる年中行事ですよ、とほほ。
追記:SF本の紹介本はまだあるのさ
実はSF小説の紹介をしている本は、結構あるんです。
それってさ、SFがジャンルとして「なんか理屈っぽいような、わかりにくい分野」って思われている証拠のひとつかなって考えてる。
ま、そんなことはどうでもよい(さとうとしてはね)
で、今年、またしてもさとうを悩ませるすごくオススメの本が出ましたので、追々、紹介していきます。頑張って読むさ。
➡︎ 紹介してみた。読んでみて。(2020/2/23)