レトロ感満載のスペースオペラさ

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エドモンド・ハミルトン(著)

理屈も表現もレトロだよ

それでもさとうは、この著者、エドモンド・ハミルトンを読み続けるのさ。

だって、こういう作家がいてくれなかったらSFの面白さを伝えることができなかっただろうなと思うからね。

まあ、話はよくある感じの、ちょいワルな主人公が困った羽目におちいるんだけど、一癖ある恩人があらわれてなんとかかんとか生きていく、ってな感じ。

そこに恩人の仕事がらみと言うべき危険な冒険が挟まっている、と言うわけなのさ。

主人公の設定がこれまた、ちょうどいい具合のいいかげんさをのせているんだね。

「悪名高きヴァルナ生まれの、地球人」

見たまんまの胡散臭いやつなのよ。

ああ、古い話だから、なんとも言えないまったり感にひたれる〜。

スペースオペラには紆余曲折した歴史がある

今の時代にスペースオペラっていうと「たとえばスター・ウォーズみたいな?」という説明でなんとなくわかってもらえるよね。

でも、ハミルトンがめっちゃ作品を描いていたころのスペオペは、いわゆる「宇宙を舞台とした冒険活劇」という定義なんかない時代でした。

なんていうか、舞台が宇宙ってだけの安っぽいドタバタドラマ、みたいな評価を受けていたんだね。

事実、そういう感じの、ストーリーも科学的な記述もめちゃくちゃ矛盾だらけの話も多かったらしい。全部を読んでないので「らしい」っていうしかないけど。

スペースオペラがたくさん出てきたアメリカなどでは、例によって「どういうものがスペオペか?」みたいな言い争いも多かったようなんだ。

でも日本では、マンガという文化的な土壌もあったせいか、わりとすんなり「スペースオペラはSFだよね」ってな感じでスペオペが娯楽として認識されちゃった。

さとう

さとう

さとうとしてはありがたいけどね

1970年代ごろから、スペースオペラもSFならば科学的にもう少し厳密でないとダメじゃね?みたいな考え方が広がって、それと同時に単なるドタバタドラマじゃなくてテーマ性を持つべきじゃね?みたいな方向に流れていくのね。

今、スペースオペラと呼ばれる作品は、昔のスペオペとは格段にレベルが違います。

ちゃんとSFなの。科学的な説明もストーリーの流れも現実にリンクするテーマ性も、ちゃんとしている。

でもさ、さとうはたまに、ハチャメチャだけど起承転結ちょっとある冒険譚を読みたくなるのね。

だってストレス発散になるんだもん。

いつもいつも、理路整然としたフィクションばかり読んでいても、ねぇ?

ちなみにさとうがこの本を買った理由

さとうはね、ハミルトンの「キャプテン・フューチャー」シリーズのアニメを、天下のNHKで見たことがあるんだね。

小さかったので詳しいことは覚えてないんだけど、主人公の声がよかったのとなんとなーく科学的なにおいのするアニメが面白かったのは覚えてるんだ。

そんな過去があるもんだから、本屋で「ハミルトン」「スターウルフ・シリーズ」というのを見てしまったら、買うしかない。読むしかない。

だって、ドタバタして面白かろうと、思っちゃうもん。

まとめ:本の紹介

略奪をなりわいとする「スターウルフ」だったケインは、仲間割れをして宇宙にひとりきりとなり、負傷したからだのまま故障した宇宙船の中で朽ち果てるのか、と思いきや、偶然にも地球人の外人部隊の宇宙船と遭遇し、新しい人生を始めることになる。

そこからは、ちょっとレトロだけど緩急ついて面白い宇宙冒険活劇です。

実は、ハヤカワ文庫SFの、2000冊以上はあるはずの本の輝かしい「1番」はこの本だったのよ。ちょっと驚いた。

エドモンド・ハミルトン(著)

追記

実はね、この本、というかこの本を含めて何冊か、引越しの時に行方不明になって、読みたくて探しても見つからなくて、後から買いに行った記憶があるのです。

それがこれ。

表紙カバー絵がいつ変わったのかなぁ。もうネットで探しても、なかなか見つからない本だもんね。

さとう的にはどっちも好きです。

さとう

さとう

「オタク」という言葉がない頃からSF小説を読んでいました。SF小説を読んだことない人と楽しさを分かち合いたいと思ってます。

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