もの書きだったら絶対やりたい!
大好きな作品を読んだら「うっひゃーん!」ってなる。
もし、「話を自由に書き足していいよ」と言われたら、ぜったい書くよね。
好きな話の土台を使って、好きなふうに話を作る。
プロだろうがアマチュアだろうが、ものを書く仕事や趣味を持っていたら、ぜったいに書く。

今はやっている「二次創作」は、無許可で好きなふうに話を作っている状態なのよ。厳密なことをいえば、法律違反スレスレ
リブートっていうのは「再起動」ってこと。
PCを使う人なら知ってる言葉。だけど、今回の場合のリブートとは
フィクション作品において、シリーズにおける連続性を捨て、新たに一から仕切り直すことを意味する用語。
Wikipedia「リブート」より
つまりね、これがなけりゃ認められないっていう要素とかコンセプトは大事に使うけど、それ以外は全部はぶいて新しいシリーズを立ち上げるってことなの。
それをね、今回はまあ、往年の人気作品だった「キャプテン・フューチャー」でやってみましたー!ってことなの。
やらせてくれた版元も著作権者も心が広いけど、「やりたいっ!」って手をあげた作家がいるのもすごい。
やっぱ、もの書きは、変わった人種なのよ。
だってハミルトンの作品が好きな人は世界中にいて、リブート作品を書いたら、その人たちに楽しくも厳しく読まれること前提じゃないの。
何を言われるか、わからないもん。
きちんと読んだ、最初の事件さ
スターウルフ・シリーズを紹介したときに、キャプテンフューチャーのアニメを見た経験を話したよね?
そうなの、あれほど「SF小説読んでくれ〜」っていってるさとう。
なのにキャプテンフューチャーのアニメを見た記憶はあるのに、本を読んだ記憶はあいまいなのよ〜。
ぜったい読んではいるのよ。
たぶん、アニメのあとだと思うけど………
ただ、どの話がどんな風だったのかが、思い出せない。たぶん、ほとんどを読んでいるはずなんだけど………
スペースオペラ、それも年代物のスペースオペラを読んで、古くさいけど人情にあふれていてドタバタしていてバカバカしくて楽しかったって記憶しかないの。
だから今回の「最初の事件」も、わりとふつうにサクサク読んだ。
オットーやグラッグって、こんなに人間らしい複雑な思考をもつアンドロイドやロボットだったっけ?って感じがしたな。
最初の、という設定なので、カーティスが(主人公が)初めて世の中に出てきた設定になるわけ。
そうするとカーティスがメンバーの中でいちばんすぐれた位置につけるわけはないんだね。
が。
やっぱりスペオペのお約束として、主人公がいちばんデキがよくカッコよい行動をとって欲しいなと思うさとうは、年寄りだよなぁ。
そういう意味で、ちょっとまどろっこしい感じがしたよ。



ま、しょうがないよね
ちなみにさとうがこの本を買った理由
さとうは基本、手持ちの古い本ばかり紹介している。
でも、前回スターウルフ・シリーズを紹介したさ?
記事を書く前にはかならず読み返すわけよ。
そのあとに出かけた本屋で「完全リブートした傑作!」「新キャプテン・フューチャー」って書いてある文庫本を見つけちゃったら「えええーっ!」って驚くじゃないの。
そして猛烈に読みたくなるじゃないの。
だって、ハミルトンは好きだもの。それを踏まえたリブート作っていうんじゃあね。
買うわー。
まとめ:本の紹介
月面の〈直線壁〉の中に存在するデネブ岩面陰刻を保護する法案がとおり、モニュメントの除幕式が行われる。そこで顔をあわせる羽目になる、最初の事件に連なる面々。のちにキャプテン・フューチャーと呼ばれる人物とその仲間が顔を確かめたのは、かつてカーティスの両親を殺した張本人たる月共和国選出の議員だった。
物語は、カーティスの本拠地である月と、開発が進んだ火星が舞台。
リブートなので太陽系の惑星それぞれにそれなりの人種がいることがお約束。
カーティスはキャプテン・フューチャーと呼ばれたかったわけではなかったらしいことが、話の展開の中でチョコチョコ出てくる。
でも、ねー?って感じ。
この先も、この設定で話が続くのかな?
追記
さとうはもや〜んとしか表現できなかったけど、日本では新しいキャプテン・フューチャーはあまり評判がよくなかったらしい。
きちんと原作を読んで分析してくださっている方のブログを見つけたので、読んでみてほしい。
さとうの感想よりも、参考になるかも。
コメント